火鳳燎原 第十一〜十五巻

第十一巻

台湾版第十一巻


 第11巻にして、ようやく本格的に曹操軍にスポットが当たります。
ここから15巻まで曹操軍は出ずっぱりなので、彼らが好きな人には堪らないはず。
この巻で大活躍する郭嘉の外見、性格、その他設定には賛否両論ありそうですが、
多分日本でも人気が出ると思います。

 中文版の表紙は小孟です。この巻から14巻までの表紙は、あからさまな
トレス絵なので、個人的には好きではありません。
普通に描いても良質のイラストが描けるのに、なぜトレスなんてしたのやら・・・。



第十二巻

台湾版第十二巻


 一部のキャラの化物っぷりが素晴らしい第12巻。
張飛や典韋といった猛将たちが暴れまくってます。
単純な私はそれだけで満足してしまいます。
 この辺りになると作者が自身の画風を確立したのか、画質が
高水準で安定しているので、絵を見ているだけでも結構楽しめます。
三国志マガジンで脱落した人には、この辺りの絵だけでも見て欲しい。

 中文版の表紙は呂布。影がかかってる部分が多いので、トレス絵の中では
違和感が最も少ない気がします。



第十三巻

台湾版第十三巻


 第13巻は徐州編の締めの巻となっています。
相変わらず人気キャラが大勢出ているので、読んでいて飽きが来ません。
智と武の両方の見所があるのも、飽きない理由の一つでしょうね。
 そういえば、この巻では珍しく司馬懿が活躍しています。
主役が活躍しすぎる漫画は往々にしてつまらないものですが、
逆にここまで出番が少ないと少し可哀想な気もします。
・・・が、16〜18巻で司馬懿が出ているパートは退屈だったので、
現状維持がちょうど良いのかも。

 中文版の表紙は違和感有り過ぎな燎原火です。
コスプレ写真をトレスしたみたいですが、もう勘弁してください。



第十四巻

台湾版第十四巻


 第14、15巻は濮陽の戦いがメインです。
呂布強えー!この巻の感想はこの一言に尽きます。

 中文版の表紙は、これまた違和感有り過ぎな司馬懿です。
あからさまに女性の写真を基にしているので、最初は小孟かと思いましたよ。
なんか、もうだめぽ。



第十五巻

台湾版第十五巻


 14巻の顔が呂布なら、15巻の顔は典韋です。
そんなわけで典韋の活躍に目を囚われがちですが、個人的には
郭嘉が濮陽の戦いについてのネタバレをする回がお勧め。
官渡や赤壁への伏線と思われるセリフが熱い。
この回を読むと、曹操が彼の死を嘆くシーンが目に浮かんできます。
でも実際にその場面を読めるのは、いつのことになるのやら。

 中文版の表紙は曹操です。雑兵の山の中に誰かが埋もれていますが、
これは誰なんでしょう?典韋かとも思いましたが、手甲のデザインが違うんですよね。



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