前巻のあらすじ 第二〜十巻

第1巻裏表紙
 ここでは中文版のカバー折込部分に掲載されている、前巻のあらすじの
翻訳文と、中文版のカバー裏面の画像を紹介していきます。
(ちなみに、一巻には正史と演義の違いの簡単な説明文が載っています)
当然ネタバレなので、未読の方はご注意ください。

 私の訳はかなり強引な意訳なので間違いが多々あると思いますが、
気づかれた方がいらしたら、どうかご指摘ください。



 第二巻
第2巻裏表紙
 董卓が首都洛陽に入り、西涼軍の力でここを掌握した。
このことは関東の諸軍閥の不満を誘発、董卓討伐の兵が起こり
天下は大きく乱れることとなる。

 司馬懿少年は家を守るため、司馬家直属の暗殺組織「残兵」を出動させ
董卓の軍師・許臨を暗殺した。
しかし一難去ってまた一難、司馬懿の兄である司馬朗が洛陽で囚われの身となる。
彼を一刻も早く救い出すべく、燎原火を首とする残兵を派遣した。



 第三巻
第3巻裏表紙
 関東軍の袁方は洛陽城内に兵を埋伏させ、人質救出のための驚くべき策を立てた。
しかし呂布が先手を打ち関東軍の内応者・袁泰を処刑、袁方の策を未然に封じた。

 時を同じくして、小孟は危険を犯し舞姫貂蝉に扮し、遷都の期日を探り出した。
残兵の行動が今始まる。



 第四巻
第4巻裏表紙
 董卓が経文の中に隠した秘密を、司馬懿と諸葛亮が共に解読した!
「城下一聚」とは一体なんなのか?

 その真相が明らかになる前、なんと袁方ほどの智者が董卓の罠に落ちた。
同じく小孟は騎都尉の策にはまり、仲間たちと共に洛陽城内にて危機に陥った。
更に驚くべきことに、騎都尉の真の正体は呂布だった!



 第五巻
第5巻裏表紙
 関東軍と残兵による人質救出計画が、呂布の出現により失敗した。
張雷と郭昂は無敵と言われる呂布に決死の戦いを挑むが、無念にも敗れてしまった。
しかし残兵にはまだ生き残りがいた。――燎原火である。

 その頃、城内に劉備ら三兄弟が現れた。
彼らが洛陽から民を救い出す際、その道を開くため彼らに同行を願い出る者が現れた。
その男こそ「趙雲」なのだろうか……?



 第六巻
第6巻裏表紙
 呂布と燎原火の決戦は、天地が見守る一戦となった!
呂布は体を毒に侵されながらなお優勢だったが、最終的には名利の道を選択し自ら退いた。
結果、燎原火は命を拾い、残兵の救出作戦も成功に終わった。

 燃え盛る洛陽を背に、乱世の中で一つの新星がついにその光を放ち始めた。
曹操の梟雄の道が今まさに始まろうとしている!



 第七巻
第7巻裏表紙
 関東軍は兵糧が尽き、虎牢関にて退守の構えを見せた。
彼らはここで華雄に13人の大将を斬られた上、陣の目前には無敵戦神・呂布が迫っていた。
兵糧も将軍も失ったこの危機的状況の中、三名の馬弓手が出陣し、呂布と戦い引き分けた。
この一戦は、関羽と張飛に万人敵の威名を与えるだけにとどまらず、
劉備を「天縦神将」と成さしめた。

 その一方で、司馬懿の下に呂布からの脅迫状が届いた。
残兵を董卓暗殺のため動かすよう要求してきたのだ。
やむをえない状況のため、彼は再度残兵を派遣した。



 第八巻
第8巻裏表紙
 残兵と清風幇は長安への道中で袁紹の伏兵に襲撃された。
数多くの者たちが死傷し、燎原火はその仇を取るべく顔良、文醜の二将と戦った。
その後、漢皇叔・劉備の出現により、彼らは一旦休戦することとなる。

 その一方で、呂布の政権奪取計画は着々と進んでいた。
残兵は彼の手引きにより宮中に入り命令を待った。
しかしそれらの行動は全て、董卓の女婿であり謀臣である李儒に看破されていた。
ここ長安城内に、殺意を隠した女婿、義子、刺客の三者が集った。
董卓の死期は目前に迫っている。



 第九巻
第9巻裏表紙
 呂布は苦肉の計を用いることも辞さず、三軍の将らの信任を得、
それにより李儒の一派を長安から一掃した。
さらに董璜、許臨の暗殺と劉弁の毒殺、これらの罪を全て李儒に被せ彼を失脚させた。

 しかし呂布は夢にも思わなかった。
これら全てが、彼が馬脚をあらわすよう李儒によって仕向けられた罠だとは。
ここに呂布の陰謀は露見し、董卓の知るところとなった。
長安城内に兵が詰め寄せる中、呂布と燎原火は如何にしてこの最悪の状況を
打破するのだろうか?



 第十巻
第10巻裏表紙
 呂布は長安皇城にて董卓を殺害し、天子を擁し、群臣を殺戮した。
さらに全ての罪を董卓の女婿・李儒になすりつけた。
呂布は権力を掌握したが、董卓がこの反乱を公表するよう指示しており、しかもその文書を
司馬懿が入手しているとは思いもしなかった。
司馬懿がこれを盾に取ったため、残兵はまたもや呂布の前から無事撤退することができた。

 一方で、董卓の仇を報ずるべく集った牛輔の大軍が、三奇・賈詡の指揮の下
呂布の腹心・李粛を打ち破った。
更に賈詡は宣言した。
一割の兵力で五日以内に呂布を敗ってみせると!
賈詡の「黒暗兵法」とは一体、如何なるものなのか?



[ 2〜10巻 / 11〜20巻 / 21〜30巻 / 31〜39巻 ]

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