荀�ｹ　　字 文若 潁川郡潁陰県の人。 水鏡八奇の内の二奇（二番弟子）、先見の明がある。 漢室に忠誠を尽くす曹操陣営の謀臣。 賈詡と郭嘉の「黒暗大義」を良しとしない。 袁紹の行動に不満を感じ、曹操につくことを決めた。 曹操のために一計を案じ、三十万の黄巾兵を収めた。 曹操が皇帝を擁するべく長安に向かった際には随行し、董卓の残党も傘下に収めた。 尚書令に任じられた後は外交を一手に引き受け、曹操の説客として自ら各地に赴く。 袁紹の下を訪れた際、張遼に拉致されるも陳宮の計により開放される。 下邳の戦いでは"曹操と"袁術の間に不可侵同盟を締結した。 袁紹との緒戦で師兄の袁方と対戦、矢傷を受ける。 　郭嘉　　字 奉孝 潁川郡陽翟の人。水鏡八奇の内の四奇（四番弟子）。 その策には遺漏が無く、「決策之王」の美称を持つ。 しかし惜しいかな、彼は生まれつき不治の病を患っている。 賈詡と共に「黒暗大義」の実現を目指しており、彼の推薦で曹操軍に加入した後、 驚異的な「黒暗兵法」を用いて徐州を攻略した。 思想の異なる荀�ｹとは対立することもあるが、曹操のため力を合わせることになる。 賈詡を招聘した後、彼は主に奇兵部門を統括。 下邳の戦いでは陥穽を掘る事で高順の騎兵を封じ、更にそこに決壊した泗水の 流れを呼び込むことで下邳を水没させた。 　賈詡　　字 文和 武威郡姑臧県の人、李儒の義弟。 水鏡八奇の内の三奇（三番弟子）で、郭嘉と同じく「黒暗兵法」の使い手。 董卓の仇を報ずるため、長安と涼州で呂布を打ち敗った。 牛輔の死後は張済の下に身を寄せ、その死後は張繍に仕え首席軍師となる。 しかし彼に失望し郭嘉と内通、主に対し曹操への帰順を勧めた。 曹操の幕下に加わった後、蕭関にて司馬家を餌に許褚を煽ることで、司馬懿が 呂布の下へ向かう口実を作った。 　司馬懿　　字 仲達 曹操によって一族郎党皆殺しの憂き目に遭った司馬懿。 彼は大いなる復讐のため、劉寵の首を手土産に曹操に許しを乞い、彼の陣営への 参入を果たした。 呂布との戦では郭嘉や夏侯家の信任を得ることに成功。 その他にも数々の功績を立て、軍内での地位を着実に固めつつある。 　程�c　　字 仲徳 東郡東阿県の人。 兗州刺史・劉岱に招聘されたが断り、後に曹操の陣営に参入。 曹操の主要な謀臣の一人となる。 司馬家が兗州にて劉寵に響応し挙兵したときは、すぐさま兵を率いこれを平定した。 　荀攸　　字 公達 年齢は荀�ｹより上だが、荀�ｹの甥にあたる。 その弁舌をもって袁術を説得し、呂布を攻めさせた。 これにより曹操は彼らの脅威から解放された。 　典韋 陳留郡己吾県の人。群を抜く武芸の持ち主で、曹操の近衛を務める。 百万の軍中で敵将の首をとること、袋から物を取り出すかの如し。 曹操の徐州侵攻の際に、燎原火の目の前で徐州刺史・陶謙を殺した。 濮陽の戦いでは呂布に軍を引かせるほどの働きを見せた。 魯陽での野営中に張繍軍の夜襲を受け、孤軍奮闘するがついに討ち取られた。 　許褚　　字 仲康 許臨の息子。生まれつき身体が大きく、武芸に秀でた怪力の持ち主。 軍紀を犯し董卓軍から逃亡した後、曹操軍に身を寄せる。 司馬家を父の仇と見なしており、ただ父の仇を討つことだけを考えている。 曹操が張繍軍の夜襲を受けたときは、単身曹操の身を守り通した。 呂布との戦いでは、その最後に呂布を処刑する役を与えられた。 　許定 許臨のもう一人の息子。許褚の兄。 燎原火の出奔後、残兵の新しい首領になるべく曹操によって司馬家に送り込まれた。 しかしそれは建前で、その真意は曹操に反旗を翻した司馬家の誅滅だった。