劉備　　字 玄徳 涿郡涿県の人。中山靖王・劉勝の子孫で、皇帝の遠戚にあたる。 その民を愛すること息子の如き様は広く知られており、 「一城を奪いて、二城を救う」の計をもって、多くの民の命を救った。 関羽・張飛と共に義兄弟の誓いを立て、二人の助けにより虎牢関にて 呂布を敗ったことで、新戦神として天下にその名を広めた。 公孫瓉と陶謙の危機を立て続けに救い、その度に燎原火の命も救った。 燎原火の名前を間違えて趙雲と呼んでいるが、彼をとても気に入っている。 陶謙の死後、張飛と麋竺の計らいで徐州を治めることとなるが、勅令に従い 袁術討伐に向かった留守を呂布に突かれ、これを奪われる。 劉氏の力を糾合すべく荊州の劉表の下へ向かおうとするも、再度呂布の襲撃を受け 壊滅的打撃を受ける。 しかし自身が敗走したことで、曹操が自ら呂布討伐に赴くことを予見、更に皇帝に 近づくために彼に取り入る。 そして張遼の投降を通して、曹操の信用を得ることに成功する。 その後、官軍を率いて袁術を討伐した。 　関羽　　字 雲長 河東郡解県の人。 三兄弟の次男で忠義に篤く、大義のためなら死をも厭わぬ男。 虎牢関で華雄を大敗させたことで勇名を馳せ、万人敵と称される。 　張飛　　字 翼徳 涿郡の人。三兄弟の三男で劉備の軍師でもある。 そして他にもう一つ、桃園派の画家としての顔を持つ。 がさつなようで細かいところにも目が届く性格である。 智勇兼備で、百万の軍中で敵将の首をとること、袋から物を取り出すかの如し。 　趙雲　　字 子龍 残兵が瓦解した後、司馬懿とは別の道を歩むこととなり、彼は劉備陣営に加わった。 その目的はただ一つ、劉備を強大にする助けとなることである。 復讐のために小孟の死さえも利用した司馬懿に対し決別を宣言。 下邳の戦いの戦死者たちが葬られた穴の中で小孟の亡がらを見つける。 　麋竺　　字 子仲 東海郡朐県の人、本は陶謙の別駕従事だった。 曹操の徐州攻めの際、平原の劉備の下に救援の要請に向かった。 後に劉備の従事となる。 　簡雍　　字 憲和 涿郡の人で、劉備とは同郷の友人にあたる。 挙兵以来、劉備の側に仕えている。 麋竺と同じ劉備の従事である。