原典での官渡の戦い
連載の方ではいよいよ官渡の戦いが始まりました。董承らの曹操暗殺計画が漏洩、全員処刑される。(第291回) 田豊、袁紹に曹操の背後を突くよう献策するも容れられず。(第296回の元ネタと思われる) 曹操、劉備を征討しその妻子を捕らえ、関羽を降伏させる。(第293,295,296,298回) 劉備、青州へ走り、袁紹、これを出迎える。(第300回) | |
田豊、南進を諫めるも、袁紹はこれに激怒。田豊、投獄される。 袁紹、郭図・淳于瓊・顔良に白馬(太守・劉延)を攻撃させる。(第312回) 沮授、袁紹が顔良一人に任せることを諌めるが聞き入られず。 | |
荀攸、敵勢力の分散を進言。曹操、その策に従い軽鋭の兵を率いて白馬へ赴く。 袁紹、敵の黄河渡河を聞き、兵を分ける。 先陣の張遼・関羽が顔良を撃破。顔良死亡。(第315回) 沮授、全軍の官渡進軍を諫めるも、袁紹の不興を買い、統括していた軍を取り上げられる。 袁紹、渡河し延津の南に砦を築き、文醜と劉備を出陣させる。 徐晃・荀攸、文醜・劉備を大敗させる。文醜死亡。 曹操、官渡へ戻り、袁紹、陽武に進軍する。 関羽、劉備の下へ走る。 沮授、袁紹に持久戦を進言するが聞き入られず。 許攸、袁紹に天子奪取を進言するも容れられず。 孫策、暗殺される。(四月四日)(第316回) 汝南の劉辟らが謀反し、袁紹、劉備に彼らの救援を命じる。 曹仁、劉辟らを征討する。 | |
両軍ともに幾重にも陣を連ねて合戦するが、曹操が敗れ砦に引き返す。 両軍、官渡にて対陣。 袁紹、物見やぐらから敵陣に矢を射込ませる。曹操、霹靂車を作りこれを打ち砕く。 曹操、荀攸の策を用い、徐晃・史渙に敵の輸送車を襲撃させる。 戦が長期に渡ったため、曹操軍の兵糧は欠乏し、寝返る者も出始める。 荀彧、曹操を励ます。 | |
袁紹、淳于瓊らに輸送車の護衛を命じ、淳于瓊はそのまま烏巣に着任。 沮授、曹操による略奪への対策を進言するも容れられず。 許攸、曹操に寝返り、烏巣襲撃を進言。荀攸・賈詡がこれに賛同。 曹操、曹洪・荀攸に留守を任せ、自ら軽鋭の歩兵騎兵を率いて烏巣を急襲。 袁紹、騎兵を派遣し淳于瓊を救援させ、張郃・高覧に曹洪を攻撃させる。 烏巣が落ち、淳于瓊死亡。この報を聞いた張郃・高覧が曹操に降伏。 軍が総崩れとなり、袁紹・袁譚、軍を捨てて逃亡。 沮授、捕虜になる。曹操、彼を厚遇するも、脱走されたため処刑。沮授死亡。 曹操、書簡を焼く。 袁紹、帰還した後、獄中の田豊を殺害。田豊死亡。 |
本当は袁家の滅亡までまとめたかったんですが、途中で力尽きました。
宋憲× 〇顔良(三合も戦わないうちに斬り落とす) 魏続× 〇顔良(一合で斬り落とす) 徐晃× 〇顔良(二十合戦うが、徐晃逃げ帰る) 関羽〇 ×顔良(一太刀で刺し殺す) | |
張遼× 〇文醜(文醜の放った矢を頬に喰らい、張遼落馬) 徐晃× 〇文醜(文醜の軍勢が向かってきたため、徐晃退却) 関羽〇 ×文醜(文醜、三合も戦わないうちに逃亡するが、追いつかれ一撃で斬り落とされる) | |
張遼△ △張郃(四、五十合戦っても勝負がつかず) 張遼・許褚△ △張郃・高覧(上記の戦いに二将が加勢) 徐晃〇 ×韓猛(激しく戦うも、韓猛、防ぎきれず退却) 張遼〇 ×蒋奇(一撃で斬り落とす) | |
史渙× 〇袁尚(袁尚、三合も戦わないうちに逃げるが、追撃する史渙を振り向きざまに射殺) 許褚△ △趙雲(二度戦う。一度目は三十合戦っても勝負がつかず) 高覧〇 ×劉辟(三合も戦わないうちに斬り落とす) 高覧× 〇趙雲(一撃で突き落とす) 張郃△ △趙雲(三十合戦っても勝負がつかず、張郃が偽退却) | |
張遼〇 ×袁尚(三合も戦わないうちに逃亡) 徐晃〇 ×汪昭(袁譚の大将。数合も戦わないうちに斬り落とされる) 呂曠〇 ×岑璧(呂曠は袁尚、岑璧は袁譚の大将。数合も戦わないうちに斬り落とす) 許褚〇 ×尹楷(武安県の相で袁尚の檄文に応じる。一撃で斬り落とされる) 張遼〇 ×沮鵠(沮授の息子。三合も戦わないうちに逃亡するが、追撃した張遼に射殺される) 徐晃〇 ×審配(審配、生け捕りにされる) | |
徐晃〇 ×彭安(袁譚の将。数合も戦わないうちに斬り落とされる) 曹洪〇 ×袁譚(曹洪、刀をふりあげメチャクチャに斬りつけ討ち取る) 楽進〇 ×郭図(逃げようとしたところを射られ、壕に転落) 張遼〇 ×蹋頓(烏桓族の王。張遼に斬り落とされる) |
張遼と徐晃が活躍しすぎワロタw
これらの内、実際にどれだけの戦いが描かれるか非常に楽しみです。